神名工務店社長室ブログ
渾身の一冊 2010年1月29日
私の敬愛する古川愛哲氏の「坊ちゃん」と日露戦争、もうひとつの「坂の上の雲」を読み終えました。
新年から読み始めて1月間かかりましたが、巻末の参考文献の多さと釣り合うだけの内容の濃い一冊でした。
以前にも書きましたが「坂の上の雲」は多分にフィクションが入った小説で、司馬遼太郎氏個人の歴史観から書かれたもの(私は小説はこれでよいと思っています)なのですが、司馬氏自身が講演などで「坂の上の雲を執筆するにあたってフィクションを廃した」とか「書いたことは事実で事実と確認できないことは書かなかった」などと言われたので、これこそが歴史の真実ということになり、近年このことを否定する本がたくさん出ています。
しかし、この古川愛哲氏の作品は、そのようなたぐいのものではなく、あくまで史実を調査し、その真実を時代を追って描かれているのみです。これこそが古川氏特有の疑問を持ったことは、とことん資料を調べていくという姿勢であり、司馬遼太郎ファンにの方にも是非読んでいただきたい一冊です。

いつも新鮮な驚きと感動を与えてくださる古川愛哲氏に感謝すると共に、私が歴史小説愛好家になるきっかけを与えてくださった司馬遼太郎氏に思いをはせながら今日も仕事に励むことにいたします。
| コメント (1)









コメント
小生、九十歳になります。全部知ってる人間が登場してるのですが、全部、知らない事でした。一度死んで、生まれ変ったような気がします。
九十翁
投稿者 九十翁 : 2010年1月29日 14:44
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