建築資材用の樹木は針葉樹と広葉樹に大別されます。 針葉樹は木目がまっすぐで大きな板が取りやすく加工も容易なので、主に柱や梁などの構造材に使用されます。また広葉樹は、木目が美しく、主に内装仕上げ材や家具などに使われます。 針葉樹の代表的なものとしては、国産のヒノキ・スギ・ヒバ・マツ、北米産が多い輸入材のベイマツ・ベイスギ・スプルースなどが有名。広葉樹としては、国産のケヤキ・ブナ・ナラ・クリ、南洋材が多い輸入品のラワン・チーク・マホガ二ーなどが普及しています。
樹木は、動物や人間が葉を食べたり幹を傷付けたりすると、それぞれ特有の臭いを発して身を守ったり仲間に警戒を呼び掛けたりするといわれています。 この臭いの素が、森林浴ブームで話題になったことのある「フィトンチッド」です。 その成分は樹木の種類によって様々ですが殺菌・抗菌・耐腐朽作用といった樹木自身のための効果だけではなく、血圧降下・鎮静・消炎作用など人間にも有効な働きをすることが分かっています。 ただし木の種類や人の体質によっては有害な場合もあるので、住宅用木材の選定には充分な注意が必要です。
リフレッシュ効果
森林を歩くときの爽快感はまた格別。フィトンチッドには自律神経の安定、肝機能の改善およひ安眠などの効果があります。
消臭・脱臭効果
抗菌・防虫効果
食品の防腐・殺菌はもちろんダニ・カビ防止にも有効。また、病原菌への抗菌効果もあり、副作用の心配がなく穏やかに作用します。
住環境の違いによる影響を調べた動物実験でも木材の優位性が報告されています。 木材・金属・コンクリート製の3種類の箱でマウスを飼って子供を生ませ、その成長を比較してみると、外気温25℃では生存率にほとんど差がなかったのに対し、15℃では生存率に大きな変化が現われました。 生後10日で木材が9割近い生存率に対して金属4割強、コンクリート1割弱という低い生存率が記録され、体重にも差が見られたのです。 箱以外は共通だったので、金属やコンクリートの箱によってマウスの体温が奪われたためではないかと思われます。